音楽に合わせて、ぴょんとジャンプ。
ジャンプというと、
 「どのくらい高く跳べたかな?」
 「どんな形で跳べたかな?」
と、空中にいる瞬間に目が向きやすいかもしれません。
でも、ダンスのレッスンでは、跳んだあとの動きも大切にしています。

年中さん・年長さんのクラスで、
走ってから、決まったところで止まる練習をしたとき、こんなことがありました。
走るのは楽しくても、勢いを落としてピタッと止まるのは、意外と難しい。
止まろうとしても足が何歩か出たり、
そのまま走り続けてしまったりしました。

そんなとき、
「最後にジャンプをして、着地したら止まってみよう!」
と、動きを一つ加えてみたところ、
走って止まるだけでは難しかった子が、
ジャンプの着地でピタッと止まれました。

 「走る、ジャンプ、止まる」

動きに分かりやすい区切りができることで、
どこで終わるのかを体で捉えやすくなるのかもしれません。
「止まって」と繰り返し伝えるだけでなく、
止まりやすい動きの流れをつくってみる。
子どもたちが体を動かしながら分かる方法を探すことも、
レッスンで大切にしていることです。


一方、中学生クラスでは、
ジャンプの技を練習する中で、こんなことがありました。
「なんか、うまくいかない」

 跳び上がるところや、空中での形を意識しているのに、動きがしっくりこない。
 着地した時に失敗したように見えてしまう。

そこで確かめてみると、
着地したときにどんな形になるのかが、はっきりイメージできていませんでした。

 どちらの足に体重を乗せる?
 体はどちらを向いている?
 腕はどこにある?
 そのあと、どの動きへつながる?

空中の形には意識が向いていても、
床に戻ったあとの自分の姿までは、思い描けていなかったのです。

ジャンプは、跳んでいる時間だけで成り立っているわけではありません。
踏み切る前の準備も、着地したときの形も、その先の動きもつながっています。
だからこそ、うまくいかないときは、着地の形を先につくって確かめてみる。
そこから、どのように跳び、どう戻ってくるのかを考えていきます。

「もっと高く」「もっと大きく」
と動きを変える前に、目指す終わりの形をはっきりさせることも、大切な練習です。

年中さん・年長さんと、中学生、
取り組んでいる動きや難しさは違いますが、
どちらの場面でも、
「動いたあとにどうなるか」が手がかりになっています。

走ったあと、どう止まるのか。
跳んだあと、どんな形で着地するのか。
動きの終わりが見えると、そこへ向かう途中の動きも考えやすくなります。

ミュートレ アズールでは、年齢や経験に合わせて、
子どもたちが自分の体の使い方に気づけるダンスレッスンを大切にしています。
跳ぶ瞬間だけでなく、跳んだあとまで。
一つの動きを丁寧に確かめながら、踊りやすさや表現の幅を広げていきましょう。






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