先日、本番で使用する舞台でリハーサルを行いました。
今回は、照明や音響を使った通し稽古ではありません。
舞台にどのような機材があるのか、
どこから登場し、どこを通って移動するのか。
舞台袖や出入口、本番で使う導線を、1つひとつゆっくりと確認しました。

いつもの練習場所とは違う、大きな舞台。

「広いね~!」
「どっちから出るの?」
「先生も一緒に踊る?」

客席を目の前に、最初は緊張とワクワクと
ちょっとの不安を行ったり来たりしていた子どもたち。
それでも、先生の話をよく聞きながら、
実際に舞台の上を歩き、自分の目で見て、体を動かして覚えていきました。
慣れている子たちが、スっと手を差し伸べる姿も。

「ここから舞台に出るんだ」
「この場所を通って移動するんだ」
「ここでお客さまに向かって演じるんだ」


今回初めて舞台に立つ子たちにとって、
それまで想像の中にあった『公演』が、実際に舞台へ立ったことで、
一気に現実のものとして感じられたのだと思います。

そして、舞台リハーサル後、最初のレッスン。
年中・年長さんのクラスで、驚く出来事がありました。

先生たちが伝えたのは、

「舞台リハーサルで確認した舞台の導線通りに動いてごらん。できるかな?」

という指示だけ。
普段は毎週のように、細かく順番を説明したり、
1つひとつ動きを確認し、子ども達が「できるよ!」の合図で、曲をかけていました。
今回は、全て子ども達の記憶力と対応力にゆだねてみようと!

それにもかかわらず、
全員が迷うことなく動き、舞台で確認した導線を完璧にやり切ったのです。
緊張しながらも、自分の目で見て、耳で聞き、実際に体を動かした経験が、
しっかりと一人ひとりの中に残っていました。
さらに、変わったのは動きだけではありません。
話を聞く姿勢や、練習に取り組む表情、
1つひとつの動きへの向き合い方が驚くほど素敵になりました。

実際の舞台上からの景色を見たことで、

「なぜ、この練習をするのか」
「どこへ向かって声や動きを届けるのか」
「たくさんのお客さんに喜んでほしい」


ということが、子どもたちの中でつながったのかもしれません。

小さな子どもたちにとっても、
本物の舞台で感じたこと、経験したことは、大きな力になります。
緊張しながらも舞台に立ち、自分たちで見て、考えて、覚えた子どもたち。
舞台リハーサルを通して、また1つ大きく成長した姿を見せてくれました。

公演まであと2週間。
舞台リハーサルで見えた課題と向き合いながら、
幕が開く直前まで、精一杯練習して、
悔しさや苦しさを乗り越えた先にある景色を一緒に見ましょうね!






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